環境問題への取組み
弊社では事業活動に伴い大量の廃棄物が出るため、環境へ配慮した資材を使用しております。
今回はその中の一つをご紹介します。
株式会社リダクションテクノさんから販売されている。 ゴミ袋:FUROSHIKI を使用しております。
この商品は、99%廃棄されたプラスチックから作られたゴミ袋です。
普段、私たちが使っている生活用品に、プラスチック素材のものはどのぐらいありますか?
軽くて丈夫で安価なため、プラスチックは生活に欠かせない素材となっています。
その利便性から、大量に生産、消費、廃棄されるため、プラスチックごみによる環境汚染や、
生産から廃棄の過程で発生するCO2による地球温暖化、限りある石油資源の消費など、さまざまな問題が起こっています。
日本のプラスチックごみ排出量は約820万トン(2021年)、うち約40%が使い捨てプラスチック容器です。
これはアメリカに次いで世界第2位の多さです。プラスチックごみの有効利用割合は約85%ですが、
焼却して熱を回収するサーマルリサイクルが約60%を占めています。
プラスチックの素材としての再生利用は約20%で、そのうちの40%は海外に輸出されています。
【廃棄されたプラスチックが招く深刻な海洋汚染】
プラスチックごみの海への流出は、毎年約800万トン。現在1億5千万トンが海にあると推定され、
海洋生物や鳥が餌と間違って捕食するなど、生物の生命を脅かしています。
また紫外線などで劣化し5ミリ以下になったマイクロプラスチックを海洋生物が取り込み、
食物連鎖を経て人間の体内にも存在すると考えられており、影響ははかり知れません。
プラスチックは自然分解に長い時間がかかり、たとえばペットボトルで400年以上といわれています。
このまま何も手を打たなければ、2050年には海の中のプラスチックごみの量は、
海洋の魚の全重量を超えると推測されています。(エレン・マッカーサー財団の研究報告)
日本ではプラスチックを減らすための取組みとして、2020年、レジ袋が有料化され、
プラスチックごみ減量の意識が高まっています。
2021年6月には「プラスチック資源循環促進法」
が成立し、製品の設計から廃棄物処理までの資源循環などの取組みや、プラスチックの代替素材の開発が進んでいます。